若年性認知症とは
65歳未満で発症する認知症の総称を言います。
厚生労働科学研究によると、日本の若年性認知症患者数は約3万8千人と算出されています。
表に全年齢層の認知症と若年性認知症の原因の内訳を示します。
若年性認知症のうち最も頻度が多いのは血管性認知症,それに続いてアルツハイマー病となっています。
血管性認知症の多くは長期療養病院やリハビリテーション施設で過ごしており、一般の外来診療で診察される場面は少ないと思われます。
精神科、神経内科の外来ではアルツハイマー病の診療が重要です。
若年のアルツハイマー病は高齢で発症する患者に比較して急速に症状が進行します。
2011年に新たに3種類にアルツハイマー病の治療薬が使用できるようになりました。
アルツハイマー病ではなるべく早期に治療を開始することで、認知機能の低下が予防できます。
物忘れなど気になる症状がある場合には早めに専門医に相談しましょう。
≪転載資料≫
若年性認知症の疫学調査とその問題点:朝田 隆、池島 千秋:精神医学51(10)945-952,図1.3 2009
(順天堂大学医学部付属順天堂医院メンタルクリニック 柴田 展人)
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